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ホワイトタイとテールコート

ホワイトタイとテールコートは燕尾服のこと

特別な場所で、特別な方が着る服装

ホワイトタイが燕尾服のことであり、テールコートも燕尾服を指し、どちらも結局は燕尾服のことをそのように呼ぶこともあります。

ホワイトタイはその名の通りで、燕尾服は身につける蝶ネクタイが白いこと、テールコートは上着の前丈が短く、後ろ身頃が燕尾のようにカットされていることでそのように呼ばれているのです。燕尾服は日本語ですし、本来は欧米の服装ですから、元々はカタカナ用語というか、英語の方が先にあったといえるでしょう。

若い世代では、結婚式の新郎の衣装として、テールコートの方が呼び名として浸透しているかもしれません。英語では、モーニングコートの前身であるフロックコートも含めてテールコートと呼んでいますので、それ以降の正装となった燕尾服をさらに分けてイブニングと呼び、「イブニング・テールコート」と呼ぶこともできます。

特別な場所で、特別な方が着る服装になってしまいましたから、あえて新郎の中には、タキシードよりもホワイトタイあるいはテールコートを着てみたいという申し出もあるようです。

 

正装となる基本のルールに則っていないと別物

燕尾服のことをホワイトタイかテールコートと呼ぶのですが、あまりに一般人に着られなくなったため、一生知らなくても通ってしまう服装ではあります。

しかし、考えてみると、着られなくなった原因というのが、19 世紀から100年以上、スタイルがほとんど変わっていないために需要が廃れてきたともいえるわけで、裏返せば、それだけしっかりとスタイルが受け継がれているといえるわけです。とても長い歴史が脈々と続いているのであり、これからも続けていかなければならない価値はあるのではないでしょうか。

最近の新郎用、社交ダンス用、指揮者用などに使用されている燕尾服はリメイクされたものであり、流通しているものが正装だと勘違いしていると大間違いです。正装となる基本のルールがありますので、細部にわたってルールに則っていないと、それはもう別物になります。