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ホワイトタイとタキシード

ホワイトタイとタキシードの立場

ホワイトタイがタキシードに代わられている

ホワイトタイを着用しそうな方々というのは、宮中晩餐会にお招きされる方の階級レベルですから、政治家や大使、ノーベル賞受賞者、外交官などが考えられます。しかし、この方々でさえもホワイトタイという機会は少なく、ほとんどがタキシードだということがあるようです。

タキシードは燕尾服のホワイトタイに対して、ブラックタイといわれ、準正装であるにも関わらず、現在では夕~夜の礼服における主流を占めているといいます。本来の燕尾服の活躍する場がタキシードにとって代わられているといってもよいでしょう。

ホワイトタイの中でも少しアレンジされたような、花婿用、社交ダンス用、指揮者用などと特化されたもの以外は世界的に取り扱いが減少しています。あの宮廷晩餐会でさえ、夜の正礼装といっても、近年はホワイトタイの燕尾服からブラックタイのタキシードになったようですから。

もし、何か必要になれば、レンタル店に一度問い合わせてみることをおすすめします。また、逆から見れば、ブラックタイのタキシードは、レンタルにしても、既製品購入にしても、オーダーにしても、入手しやすい礼服だといえそうです。

 

ブラックタイのタキシードが重宝されるわけ

現在、夜の礼装でブラックタイが主流となっているのは、19 世紀からスタイルがほとんど変わっていないホワイトタイと違って、ドレスコードが緩めで、TPOに応じて自由にコーディネートできる点が重宝されて広まったのでしょう。いってみれば、完全武装のようなホワイトタイでは、完全に着方が限定されるためです。

ブラックタイはルールがあるものの、カマーバンドを省略したり、同伴者とお揃いの蝶ネクタイの色や柄にしたり、時には上下の色でさえ、ブラックとは限らないカラーを着ることもでき、若い世代にも需要を作り出している点があるでしょう。

特に、発祥となっている欧米では、晩餐会や演劇などの開始時間が日本に比べて遅く、需要の場も多いということも関係するのではないでしょうか。